三角関係についての考察
三角関係もののあれこれ
お話を作るとしたらっていう。
考えてみたことやおさえておきたいポイントなどを思いつく限り書き殴っています。メモ。
本当に私個人の意見なのであまり参考にしないでください。
A=主人公、B=ヒーロー①、C=ヒーロー②
・BとCは同等の魅力をもってなくてはならない
どちらが一方に魅力の軍配が上がりすぎると、読者は揺れる主人公に対して感情移入しづらくなる。
(Bの方が絶対良いじゃん、なぜCを選ばないのか、みたいな)
BとCの好感度を同等に引き上げていく必要があるのでは?
それと同時に欠点(短所)も提示できると、もう片方を選ぶという可能性を考える機会を与えられると思う。
・BとCは相反する属性であるべきなのかしら(分からん)
二人の良さが似ている場合「どっちでも良いじゃん」となってしまうよね。
“どちらかを選ぶと必ずどちらかの未来を失う”というリスクが大切。
幼馴染間やクラスメイト間で三角関係が起こる場合は異なるが、可能なら立場(地位)も変えた方が揺れる解像度が上がりそう?
この場合、BとCがAに対しての先輩と後輩や先生と友達、同僚と競合社の社員、ファンタジーなら王族と平民、戦士と敵など。
かつそれぞれの未来を選択した場合どんな感じになるかを提示できるとよいのかな……?
そこまではいかなくても性格(属性)は変えた方が良い。
人となりは違うけど、どっちも捨てがたい……というのが大切。
いや分からん。
・BとCはある程度接点があった方が良い
この二人が作中で接点がないと「俺は誰とこいつを奪い合ってるのか」となってしまいそう。
まぁそれはそれで可能だけど、できれば定期的に遭遇させて「こいつが良いのか、Aは」と対抗意識を燃やさせたいところ。
また二人がAのいない所でAについて話す(場合によっては喧嘩する)ことで、読者に本気度が伝わる、し、“Aを好き”という感情が複雑化していける。
私的にはB、Cが関わり合う中でお互いの良い点を知り「……ふーん(納得)」となって欲しぃ、、。
それにより、揺れるAに対する意識も変わりそう。
「たしかにアイツは良い奴だと思うよ」となってからの「でも、それでも俺を選んで欲しい」の流れにした方が好感度も上がるね。
(相手を全力で蹴落とそうとする、相手を一切認めない男は……)
・Aはとっても魅力的な人物であれ。
でないと二人に争われること自体に「そこまでの奴ではなくないか?」となってしまうような気がする…。
モテさせるならモテるなりの“何か”が必要だと思う。
それが特別に華やかなものではなくても、何か一つ読者も含め「こんな子いいな」って思える特徴があるといいな。これは三角関係だけの話じゃないが。
それぞれの相手に対して“争ってでもAを手に入れたい”と思わせるシチュエーションを定期的に入れていかねばならぬ。
一度“三角関係”という関係にしたからには、火に油を注ぐ義務があるのだ。
でもあんまりやり過ぎるとAが思わせぶりな嫌な奴になってしまうので程々に。
・Aは誠実であれ(作品の雰囲気と好みによる)
これは私の好み。
愛情以外の地位や金などが目当ての三角関係なら別だが、そうでない恋の渋滞物語の場合、Aは真面目に考えすぎた結果揺れている形が好感度は高め。
どちらかを傷つけてしまうことが怖くてなかなか選べない、という思考。
揺れること自体が焦れったくなりがちなので、せめて揺れる理由は真面目でありたいと思う。
優しく相手を思うばかりに選べずにいるAと、そんなところもまた好きになってしまうBとC。
良いなぁ〜……。
・BかC、最終的に選ばれなかった方の気持ちも大切に。
本来幸せになれる可能性があったのだから、せめて最大限配慮してサヨナラをしてあげたい。
そこでぶっきらぼうに切り捨ててしまうと読者は「A最低では!?」とびっくりしてしまうよ……。
好きになってくれた事に対する感謝を忘れずに。
その上で丁寧にサヨナラしよう。
続編やスピンオフで幸せにしてあげて。
・三角関係は物理的に尺が要る。
一対一の恋で必要なときめきポイントに使う尺が二人分必要。
しかもその後に揺れなきゃいけない。揺れがろくにない三角関係は「一対一と当て馬」という構図になってしまうから、最早三角関係と呼ぶのか怪しいところ。
そうなると、物理的に尺が要る気がした。
以上!
三角関係って難しいんだな〜と思った!
でも私は好きだ。
また思いつき次第加筆修正します。